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FBAと自己発送はどちらが得か(1個あたりの利益で比べる)

FBAは配送代行手数料と在庫保管手数料がかかる代わりに、梱包・発送・問い合わせ・返品の対応をAmazonに任せられます。自己発送は手数料がかからない代わりに、送料と梱包材と手間が自分持ちです。どちらが得かは、商品のサイズ・価格・売れる速さで変わります。Amazon出品サービスの料金ページ(2026年10月18日確認)の料金で、Amazon出品 利益計算に入れて比べた結果をまとめました。

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公開:2026年10月18日 最終更新:2026年10月18日 執筆:板野 克基(株式会社ブライトアセット) 編集方針

この記事の内容

要点

FBAと自己発送の条件を入れて、利益を比べるAmazon 利益計算(無料・登録不要)→

FBAと自己発送でかかるお金の違い

費用FBA自己発送
販売手数料どちらも同じ(配送料を含む売上の合計にかかる)
大口出品の月額4,900円(税抜)どちらも同じ
配送配送代行手数料(1点ごと)自社の送料
保管在庫保管手数料(体積×日数)自社の倉庫や置き場の費用
梱包・問い合わせ・返品配送代行手数料に含まれる自分で対応(梱包材・人手)
購入者が払う配送料この記事の計算では受け取らない前提大口出品なら自分で設定できる(本・ミュージック・ビデオ・DVDを除く)

Amazonの料金ページでは、配送代行手数料に「ピッキング・梱包・配送・カスタマーサービス・返品」の料金が含まれると説明されています。自己発送で購入者から配送料を受け取る場合は、販売手数料がその配送料にもかかります(販売手数料は、商品価格・配送料・ギフトラッピング料金を含む合計販売価格から計算)。

FBAの主な料金(公式の料金ページより)

配送代行手数料(1点あたり・税込)

サイズ区分(梱包後)価格1,000円超1,000円以下
小型:25×18×2.0cm以下・250g以下288円222円
標準:35×30×3.3cm以下・1kg以下318円252円
標準:3辺の合計60cm以下・2kg以下430円391円
標準:3辺の合計80cm以下・5kg以下472円427円
標準:3辺の合計100cm以下・9kg以下532円466円
大型:3辺の合計100cm以下・10kg以下675円609円

このほかに標準サイズの合計20cm〜50cm、大型の合計60cm〜200cm、特大型の区分があります。

在庫保管手数料

公式の計算式は「単価 ×(商品サイズ〈cm³〉÷ 1,000cm³)× 保管日数 ÷ 当月の日数」です。服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外の小型・標準サイズの単価は、1月〜9月が5.676円、10月〜12月が10.087円です。保管期間が365日を超えた在庫には、長期在庫保管手数料が追加されます。

例えば30×20×10cm(6,000cm³)の商品を1か月まるごと置くと、1月〜9月は 5.676 × 6 = 約34円、10月〜12月は 10.087 × 6 = 約61円です。

計算例1:3,000円の商品(3辺の合計60cm)

ホーム&キッチンの商品(販売手数料15.4%)を3,000円で販売、仕入れ値1,200円、大口出品で月100個売れる場合です。梱包後のサイズは30×20×10cm・1kgで、FBAは標準サイズ・合計60cm以下の430円、在庫保管は10月〜12月の単価で計算します。自己発送の送料520円と梱包材60円は、この例のための仮の金額です。実際には自社の契約運賃を入れてください。

条件1個あたりの利益
FBA(在庫が1か月で売れる。保管料 約61円)747円
FBA(在庫が3か月で売れる。保管料 約182円)626円
自己発送(送料520円・梱包材60円)658円

どれも、販売手数料462円に消費税10%を加えた約508円と、大口の月額5,390円(税込)を100個で割った約54円を引いています。FBAは「3,000 − 508 − 430 − 54 − 1,200 − 保管料」、自己発送は「3,000 − 508 − 54 − 1,200 − 520 − 60」で、Amazon出品 利益計算に入れた結果と同じになることを確かめました。

この例では、保管料を除くとFBAが約808円、自己発送が約658円で、差は約150円です。10月〜12月の保管料は1か月約61円なので、在庫を約2.5か月より長く置くと自己発送のほうが多く残ります。1月〜9月の単価(1か月約34円)なら約4.4か月が目安です。

計算例2:980円の小さい商品

同じくホーム&キッチン(750円を超えると15.4%)の小型商品(25×18×2cm・200g)を980円で販売、仕入れ値300円の場合です。FBAは小型・価格1,000円以下の222円、保管料は10月〜12月に1か月置いて約9円で計算します。自己発送の送料230円と梱包材30円は仮の金額です。

条件1個あたりの利益
FBA(配送代行手数料222円・保管料 約9円)229円
自己発送(送料230円・梱包材30円)200円

小さく軽い商品は、配送代行手数料が自社の送料と変わらない水準になりやすく、保管料も小さいため、FBAのほうが残りやすくなります。逆に、大きくて売れるまで時間がかかる商品は、保管料が積み上がって自己発送が有利になります。

他のモールと手取りを並べて比べる販路別 手取り比較(無料・登録不要)→

数字以外に比べること

ツールでの比べ方

  1. Amazon出品 利益計算で「販売価格」「仕入れ値」を入れ、設定で「販売手数料」にカテゴリーの料率(例:15.4)を入れます。「販売手数料に消費税10%を加える」はチェックを入れたままにし、「大口出品の月額(小口なら0)」に5390、「1か月に売れる個数」に見込み数を入れます。
  2. FBAの場合:「FBA配送代行手数料」にサイズ区分の金額を、「梱包材・その他経費」に1個あたりの保管料の目安を入れ、「送料」は0にします。
  3. 自己発送の場合:FBA配送代行手数料を0にし、送料と梱包材を入れます。購入者から配送料を受け取るなら「送料としてお客様から受け取る額」にも入れます。
  4. 2つの結果の「1個売れたときの利益」を比べます。

このツールは1回に1つの条件を計算します。FBAと自己発送を同時に並べる表は出ないので、結果を書き留めて比べてください。保管料の日割りや長期在庫保管手数料は自動では計算しません。

まとめ

FBAと自己発送は、配送代行手数料と自社の送料・梱包材の差、そして在庫を置く月数で損得が決まります。小さく早く売れる商品はFBA、大きく売れるまで時間がかかる商品は自己発送が有利になりやすいので、商品ごとに1個あたりの利益で比べてください。手数料の全体はAmazon出品の手数料一覧にまとめています。

出典

計算はAmazon 利益計算で

Amazonの利益計算ツール。カテゴリー別の販売手数料、FBA配送代行手数料、大口出品の月額4,900円(税抜)の按分、小口の100円まで入れて、手取りと赤字にならない最低価格を出します。

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