宛名ラベルを使いかけの台紙の途中から印刷する方法
何面か使った宛名ラベルの台紙は、残りの面から印刷すれば無駄になりません。Excelの名簿を貼り付けて「何面目から印刷するか」に番号を入れれば、続きの面から並べて印刷できます。Wordでできることとの違い、面の数え方、試し印刷のしかたを、Microsoftサポートの説明(2026年10月17日確認)と、ツールを実際に操作した結果をもとにまとめました。
公開:2026年10月17日 最終更新:2026年10月17日 執筆:板野 克基(株式会社ブライトアセット) 編集方針
要点
- Wordの「単一ラベル」で指定できる「行」と「列」は、1枚分のラベルを置く場所です。Microsoftのこのページの説明はこの1枚分の手順だけで、名簿から複数の宛名を差し込むときに途中の面から始める手順は載っていません。
- テマゼロAIの宛名ラベル印刷では、「何面目から印刷するか」に番号を入れると、その面から名簿の順に並べます。
- 面の番号は、左上を1面目として左から右へ、上の段から下の段へ数えます。12面(2列×6段)なら、3段目の左が5面目です。
- 開始の番号は1枚目だけに使われます。2枚目からは1面目から印刷します。
- 台紙に入れる前に、普通紙に1枚印刷して台紙と重ね、位置を確かめます。
Wordで途中から印刷するときの難しさ
Microsoftサポートの「部分的に使用されたシートに 1 つのラベルを印刷する」では、[メーリング]→[ラベル]で[オプション]からラベルの種類を選び、内容を入力して[単一ラベル]を選び、ラベルを置く[行]と[列]を指定してから印刷する手順が説明されています。対象は Word for Microsoft 365・Word 2024・Word 2021 です。
この方法で印刷できるのは、入力した1枚分のラベルです。名簿の宛名を1件ずつ差し込んで、使いかけの台紙の5面目から50件を並べる、といった使い方の手順は、このページには書かれていません。また、Web版のWordではラベルを直接作れず、テンプレートを使う方法が案内されています。
| やりたいこと | Wordの単一ラベル |
|---|---|
| 同じ内容のラベルを1枚だけ、空いた面に印刷する | できる(行と列で場所を指定) |
| 名簿の宛名を、空いた面から順に何件も印刷する | Microsoftのこのページには手順がない |
開始する面の数え方
宛名ラベル印刷では、台紙の左上を1面目とし、横に数えてから次の段へ進みます。12面(2列×6段)の台紙では次のとおりです。
| 段 | 面の番号(左・右) |
|---|---|
| 1段目 | 1・2 |
| 2段目 | 3・4 |
| 3段目 | 5・6 |
| 4段目 | 7・8 |
| 5段目 | 9・10 |
| 6段目 | 11・12 |
上から2段(4面)を使い終えた台紙なら、「使った面の数+1」で5を入れます。24面(3列×8段)なら1段に3面ずつ並ぶので、2段使い終えていれば7面目からです。
続きの面から印刷する手順
- Excelで名簿を見出しの行ごと選んでコピーし、宛名ラベル印刷の名簿の欄に貼り付けます。
- 「ラベルの面数」で台紙の面数(12面・24面など)を選びます。一覧にない台紙は「その他(下で入力)」を選び、「台紙の寸法を細かく直す」を開いて「横に並ぶ数(列)」「縦に並ぶ数(段)」を入れます。
- 「何面目から印刷するか」に、空いている最初の面の番号を入れます。
- 結果の文で「○面目から開始」と枚数を確かめ、1枚目のプレビューで、宛名が空いた面から並んでいるかを見ます。
- 普通紙に試し印刷して位置を確かめてから、台紙をプリンターに入れて印刷します。
実際に、見本の名簿5件を12面の台紙に5面目から並べると、結果は「名簿5件を12面ラベルに印刷すると1枚です(5面目から開始・最後の1枚は3面が空きます)」と表示され、5〜9面目に宛名が入りました。
必要な枚数の目安
枚数は、使った面の数に名簿の件数を足し、1枚の面数で割って切り上げた数です。ツールで確かめた例です。
| 条件 | 結果 |
|---|---|
| 12面・5面目から・5件 | 1枚(最後の1枚は3面が空く) |
| 12面・11面目から・5件 | 2枚(1枚目は11・12面、2枚目は1〜3面) |
| 24面・22面目から・5件 | 2枚(2枚目は22面が空く) |
残りの面が少ない台紙では、2枚目に新しい台紙を使います。2枚目以降は1面目から印刷されるので、2枚目も使いかけの台紙にすることはできません。
名簿に同じ人が2行あるなら、先に重複を消すExcel・CSVの重複削除(無料・登録不要)→試し印刷で確かめること
- 印刷画面で倍率を「100%(実際のサイズ)」、余白を「なし」、ヘッダーとフッターを「オフ」にします。
- 普通紙に印刷し、使いかけの台紙と重ねて光に透かし、空いた面に宛名が収まっているかを見ます。
- ずれるときは、「台紙の寸法を細かく直す」を開き、台紙の袋に書かれた上下・左右の余白とすき間を入れ直します。
- 宛名ラベル印刷は、同じ宛名の刷り直しを件数に数えません。普通紙での試し印刷と台紙への本番の印刷で、同じ名簿が二重に数えられることはありません。
できないこと
- 飛び飛びに空いた面だけに印刷する:開始する面を1つ決め、そこから続けて並べる方式です。開始した面より後ろにすでに使った面があっても、その面にも宛名が割り当てられます。
- 台紙の面数より大きい番号:12面の台紙に「30」と入れると、最後の12面目から始まります。番号は台紙の面数の範囲で入れてください。
- 2枚目以降の開始位置:開始の番号は1枚目だけです。使いかけの台紙が何枚もあるときは、1枚ずつ名簿を分けて印刷します。
まとめ
使いかけの台紙は、使った面の数に1を足した番号を「何面目から印刷するか」に入れれば、続きの面から印刷できます。番号は左上から横に数え、試し印刷で位置を確かめてから台紙に印刷してください。名簿のテンプレートは住所録のエクセルテンプレートにまとめています。
出典
- 部分的に使用されたシートに 1 つのラベルを印刷する(Microsoft サポート)(2026年10月17日確認)
Excelの名簿を貼り付けて、A4宛名ラベル(12面・24面など)や長形3号封筒に印刷。Wordの差し込み印刷の設定は不要で、使いかけの台紙の続きからも印刷できます。10件まで無料、11件目からはパス(330円〜)。
Excel名簿から宛名ラベル印刷を使う(無料:1日10件までの印刷・CSV・印刷セット1つ)公開中のツール 41本・解説ガイド 33本。入力した数字はブラウザの中だけで計算し、サーバーには送りません。